「副業NGの会社だから、自分の名義では動けない…」
そんなあなたでも、家族を代表者にして事業を始めるという方法があります。
この記事では、家族が個人事業主になるための手順を、開業届の出し方と古物商許可の取得方法に分けて解説します。
【この記事でわかること】
- 開業届の基本と提出方法
- 古物商許可とは?取得の流れ
- 副業NGでも家族名義で事業ができる理由
1. 開業届とは?出さないとどうなる?
開業届は、個人事業を始めたことを税務署に報告する書類です。正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」。
提出しなくても罰則はありませんが、下記のようなデメリットがあります:
提出しない場合 | デメリット |
---|---|
青色申告できない | 節税メリットを最大限活かせない |
屋号の銀行口座が作れない | 取引先から信頼されにくい |
2. 開業届の書き方と提出手順
必要なもの
- 本人確認書類(運転免許証など)
- マイナンバー
- 印鑑(認印OK)
提出先
開業者の住所地を管轄する税務署に提出します。
提出方法
- 税務署へ直接持参
- 郵送(控え用に2部送付+返信用封筒を同封)
- freee開業などのWebサービスを活用(おすすめ)
3. 古物商許可って何?なぜ必要?
中古品を仕入れて転売する場合(せどり含む)は、「古物商許可」が必要です。これは都道府県の公安委員会(警察署)に申請します。
例:
・中古のゴルフクラブ、カメラ、ブランド品などを売買
・フリマアプリ(メルカリ等)で継続的に利益を出す
許可なく営業すると、古物営業法違反で罰則(3年以下の懲役または100万円以下の罰金)の対象になります。
4. 古物商許可の取得方法|家族名義での申請OK?
必要書類
- 住民票(本籍あり)
- 身分証のコピー
- 誓約書・略歴書
- 賃貸契約書(自宅で営業する場合)
- 使用承諾書(名義が別人の場合)
ポイント
・自宅住所で営業するなら自己所有 or 使用許可が必要
・家族名義で問題なし(使用権限の証明が必要)
申請費用と期間
- 費用:19,000円
- 審査期間:約40日前後
5. 公務員・副業制限がある人の注意点
公務員や副業制限がある方が事業を始める場合、家族名義で行うのが現実的です。
ただし、実質的な運営者とみなされるとNGとなる場合もあります。以下を守ることでリスクを下げられます。
- 帳簿・会計管理を家族に任せる
- 屋号の代表者を家族名義にする
- SNSやホームページ上でも本人色を出さない
まとめ|まずは開業届からスタート
家族を代表者にすれば、公務員や副業NGの方でもビジネスを始められます。
開業届と古物商許可、この2つをしっかり押さえておけば、中古せどりや小規模ビジネスも堂々と運営可能です。
「とりあえず始めてみたい!」という方は、まずfreee開業などの無料ツールで開業届を作成するところからスタートしてみてください。
今の一歩が、将来の自由な働き方をつくります。
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